柔軟性が高い新サービスの「看多機」とは?

最近耳にする看多機とは、看護小規模多機能型居宅介護の略称で、通所での看護と介護サービスを提供したり、訪問看護や訪問介護という形で自宅療養をサポートしたりする複合型のサービスです。要介護者や看護を必要とする人は健康に不安を抱えているため、少しでも安心できる自宅での療養を希望する方が多く、その希望に沿う形でのサービスが可能となっています。看多機は、基本的に月定額制を導入しており、利用者が利用料金を加味して通所や自宅療養のスケジュールを立てる必要がなく、安心して自分に最適なケアを受けられることが最大の魅力です。

ちなみに、この月定額制は、働く側にとっても大きなメリットとなっています。看多機は、利用者が自由に通所と訪問看護の予定を立てることができるため、日によって多少の仕事量にブレが生じますが、過重労働になる可能性は低いのが特徴です。しかも、月定額なので収入は一定額が見込めるため、仕事が少ないときでも給料が減ってしまうということはありません。そのため、安心して働くことができ、モチベーションの低下やサービスの質が落ちることもないでしょう。

今までは、病院での徹底した看護か、自宅療養に絞ったデイサービスかの二択しかありませんでしたが、それが看多機によって自由に選べるようになったのは、大きな変化と言えます。このように柔軟性のあるサービスが受けられる看多機は、看護や介護の効率化以上に利用者の心の負担を減らすことに繋がっており、看護を受ける側と看護をする側の両方の心的ストレス緩和にも繋がることが期待されます。